prologue


.........遠い昔の恋の話。

喫茶店で働き始めた私。そして彼はそこに お昼になると毎日ランチを食べに来てたお客様。
とても陽気な人で 毎日楽しい話をたくさん聞かせてくれた。
時間的に自由のがきく営業マンの彼は、食事が終わってアフターコーヒーを飲みながら
ランチタイムが終わり少し暇になった店内で 私とおしゃべりする事が日課となっていた。
いつの間にか彼が来るのを待つ自分に気づき また急激に彼に惹かれていく自分がそこにいた。
そして彼もまた 私に想いがあるであろう事を 自惚れではなく感じていた。
仕事のこと 趣味の野球のこと 色々なことを教えてくれる彼。
彼が28歳 私が22歳.の頃だった。
私が知らないことをたくさん知っている彼の話は
とても興味深くすんなりと私の中に入っていった。
けれど........... あんなにいっぱい話していたのに
ただひとつだけ......私が聞かされていなかったこと
彼が私に どうしても言えなかった事..............

それは.......... 




 
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